2011年12月16日金曜日

パソコンの購入について(動作環境と推奨環境)

パソコンを購入する前に、
使用するソフトウェアが決まっているようでしたら、
そのソフトウェアの動作環境推奨環境を良く確認してパソコンの機種を選定されると良いでしょう。
動作環境は、一般的にパッケージやWebページに記載されております。


動作環境とは、その漢字の通り正常動作が可能な環境条件のことで通常は、
(1)ハードウェアの条件
・・・CPUやメモリ、HDDの容量、グラフィックボード等のスペック

(2)ソフトウェアの条件
・・・OS(Windowsのバージョンなど)やその他使用するソフトウェア等が記載されており、すべての条件を満たすことにより正常動作が可能ということになります。


動作環境の例(条件は適当です)

【OS】
日本語版 Windows XP(SP3)/Windows Vista(SP1)/Windows 7(32ビット/64ビット)

・・・使用できるOSが記載されます。
最近のパソコンは、Windows7の64ビット版が多いので、使用(購入)されるパソコンのOSを良く確認してください。


【CPU】
Windows 7、Windows Vistaの場合
1GHz以上
Windows XPの場合
800MHz以上

・・・動作可能なCPUの条件が記載されます。
条件より満たしていなくても動作する可能性がありますが、動作が非常に遅いなど使用に耐えられないと思います。
また、Intel社のCPUを基本として記載さてていることが多いので、他社CPUメーカ使用されている場合は注意が必要です。


【メモリ】
1GB以上

・・・メモリはよく作業机に例えられ、メモリ量が多い程作業し易くなります。
メモリが条件以下の場合、動作が困難なためインストール時にチェックして拒否するようにしているソフトウェアも多々あります。


【ハードディスク】
500MB以上の空き容量

・・・よくメモリと混同される方が多いのですが別ものです。
メモリがよく作業机に例えられるのに対してハードディスクは棚や引き出し等に例えられます。
プログラムやデータが実際に保管される場所となりますので、条件の空き容量以下の場合は保管できないためインストールできません。
最近のハードディスクは大容量化が進んでいるため余程の事がない限り容量不足にはならないと思います。


【グラフィックボード】
NVIDIA GeForce ○○○(VRAM 512MB以上)

・・・ゲームソフトやグラフィックソフトなどの場合は、グラフィックボード(ビデオカードとも)の条件が記載されていることがよくあります。
Webサイト閲覧や文書作成程度の場合は、オンボードと呼ばれるマザーボードに内蔵されたグラフィック機能で十分なのですが、ゲームや画像・動画編集等の場合は、より高度なグラフィック機能を必要とすることが多いため別途、独立したグラフィックボードが必須となります。
この条件が記載されている場合は、例えグラフィックボードが付いていても条件以下のグラフィックボード以下では動作困難なことが多いため十分注意が必要です。


【その他】
×××ランタイム
CD-ROM
インターネット回線

・・・その他などには、
追加で必要なソフトウェアや
インストール時に必要な機器(CD-ROM、インターネット回線)などが条件として記載されていることがあります。


ソフトウェアによっては、動作環境とは別に推奨環境が記載されている場合があります。
この場合は、
1.動作環境・・・最低限動作することができる条件
2.推奨環境・・・ある程度快適に動作することができる条件
として記載されている場合が多く推奨環境以上のスペックがないと快適な操作が望めないことが多々あります。

※最小動作環境や動作推奨環境等とも書かれている場合があります。

動作環境を満たしていない場合は、動作が遅いのみならず起動しないことも多々ありますので、
使用するソフトウェアが決まっている場合は、その条件を上回るスペックのパソコンを購入されることをおすすめします。

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