2011年12月21日水曜日

迷惑メール(スパム)に対する対処法

【迷惑メールが来る前】
苗字だけなどの良く使われそうなアドレスにしない事
ホームページにメールアドレスを公開しない事(お問合わせはメールフォームを利用しましょう)
不信なサイトにメールアドレスを入力しない事
ウィルスに感染しないようにウィルスチェックソフトを入れる事
海外の方とメールのやり取りをされる場合は、それ専用のアドレスを持ったほうが良いかも知れません。
懸賞サイトなどに応募する際には、フリーメールなどを取得しいつでも変更可能な状態にすると良い
メールソフトの設定で、メールをテキストで表示させる(スパムビーコンを防ぐ為)
(要するに、迷惑メール配信者にメールアドレスを知られない事が重要)

スパムビーコンについて
最近のメールソフトにはHTML型式のメールを表示する機能があります。
携帯電話の場合は、デコレーションメールと呼ばれる機能です。
HTMLメール機能は、テキストに色を付けたり、画像を複数任意の位置に配置できたりします。
迷惑メールは、この画像を表示する機能を利用し、どのアドレスのユーザがメールを読んだか知る事ができます。
メールをテキスト表示にする事で、画像を表示させずに、メールを読んだ事を知らせない事ができます。
ただし、スパムビーコンは最近ではあまり使われませんので、効果はあまり高くありません。
テキスト表示にすると、HTMLメールは一手間かけないと正しく読めなくなります。

【迷惑メールが来た】
迷惑メールが届いた場合は、そのまま削除します。
迷惑メール対策機能が付いているメールソフトの場合は、迷惑メールとして指定します。
内容に興味があっても我慢しましょう。
迷惑メール内のURLにアクセスしないようにしましょう。
間違っても、返信はしないで下さい。
一見間違いメールのように見える迷惑メールもありますので、返信しないように注意して下さい。
迷惑メールの送信メールアドレスは、偽装されている場合が多いです。
返信を行うと、そのアドレスが存在した場合は、その人に迷惑がかかります。
存在しない場合も、そのアドレスを管理しているサーバなどに負担をかける可能性があります。
送信メールアドレスが偽装されていなかった場合はもっと厄介で、
「メール読みましたよ」と教えている様なものなので、あなたのメールアドレスが、有効なアドレスとして売買の対象になります。
その為、芋づる式に迷惑メールが増える事になります。

【迷惑メールが大量に来る】
メールアドレスを変更する事が最も有効な対処法です。
以下は、変更できない(しない)場合の対処法です。
特定の所から来るメールは、メールの管理会社に相談すると止めてくれる場合があります。
他の方法として、メールソフトの振り分け機能を使います。
(OutlookExpressやWindowsLiveメールの場合は「メッセージルール」という機能)
必要なメールで数の多いものをこの機能で、指定したフォルダに振り分ける
特定のメールアドレスや内容で来るメールを削除する。
などを行うと、数を減らせます。
(数を減らすと、選別しやすくなります)

最近のメールソフトや、ウィルスチェックソフトには
迷惑メール対策機能が付いていますので、この機能を使って迷惑メールとして指定すると、
内容などを学習して自動で迷惑メールフォルダに振り分けてくれるようになります。
(必要なメールを迷惑メールとして誤認識する場合があるので、迷惑メールフォルダは定期的にチェックしましょう)

迷惑メールは不快なものですが、冷静に対処する事が重要です。

2011年12月16日金曜日

パソコンの購入について(動作環境と推奨環境)

パソコンを購入する前に、
使用するソフトウェアが決まっているようでしたら、
そのソフトウェアの動作環境推奨環境を良く確認してパソコンの機種を選定されると良いでしょう。
動作環境は、一般的にパッケージやWebページに記載されております。


動作環境とは、その漢字の通り正常動作が可能な環境条件のことで通常は、
(1)ハードウェアの条件
・・・CPUやメモリ、HDDの容量、グラフィックボード等のスペック

(2)ソフトウェアの条件
・・・OS(Windowsのバージョンなど)やその他使用するソフトウェア等が記載されており、すべての条件を満たすことにより正常動作が可能ということになります。


動作環境の例(条件は適当です)

【OS】
日本語版 Windows XP(SP3)/Windows Vista(SP1)/Windows 7(32ビット/64ビット)

・・・使用できるOSが記載されます。
最近のパソコンは、Windows7の64ビット版が多いので、使用(購入)されるパソコンのOSを良く確認してください。


【CPU】
Windows 7、Windows Vistaの場合
1GHz以上
Windows XPの場合
800MHz以上

・・・動作可能なCPUの条件が記載されます。
条件より満たしていなくても動作する可能性がありますが、動作が非常に遅いなど使用に耐えられないと思います。
また、Intel社のCPUを基本として記載さてていることが多いので、他社CPUメーカ使用されている場合は注意が必要です。


【メモリ】
1GB以上

・・・メモリはよく作業机に例えられ、メモリ量が多い程作業し易くなります。
メモリが条件以下の場合、動作が困難なためインストール時にチェックして拒否するようにしているソフトウェアも多々あります。


【ハードディスク】
500MB以上の空き容量

・・・よくメモリと混同される方が多いのですが別ものです。
メモリがよく作業机に例えられるのに対してハードディスクは棚や引き出し等に例えられます。
プログラムやデータが実際に保管される場所となりますので、条件の空き容量以下の場合は保管できないためインストールできません。
最近のハードディスクは大容量化が進んでいるため余程の事がない限り容量不足にはならないと思います。


【グラフィックボード】
NVIDIA GeForce ○○○(VRAM 512MB以上)

・・・ゲームソフトやグラフィックソフトなどの場合は、グラフィックボード(ビデオカードとも)の条件が記載されていることがよくあります。
Webサイト閲覧や文書作成程度の場合は、オンボードと呼ばれるマザーボードに内蔵されたグラフィック機能で十分なのですが、ゲームや画像・動画編集等の場合は、より高度なグラフィック機能を必要とすることが多いため別途、独立したグラフィックボードが必須となります。
この条件が記載されている場合は、例えグラフィックボードが付いていても条件以下のグラフィックボード以下では動作困難なことが多いため十分注意が必要です。


【その他】
×××ランタイム
CD-ROM
インターネット回線

・・・その他などには、
追加で必要なソフトウェアや
インストール時に必要な機器(CD-ROM、インターネット回線)などが条件として記載されていることがあります。


ソフトウェアによっては、動作環境とは別に推奨環境が記載されている場合があります。
この場合は、
1.動作環境・・・最低限動作することができる条件
2.推奨環境・・・ある程度快適に動作することができる条件
として記載されている場合が多く推奨環境以上のスペックがないと快適な操作が望めないことが多々あります。

※最小動作環境や動作推奨環境等とも書かれている場合があります。

動作環境を満たしていない場合は、動作が遅いのみならず起動しないことも多々ありますので、
使用するソフトウェアが決まっている場合は、その条件を上回るスペックのパソコンを購入されることをおすすめします。

2011年12月14日水曜日

パソコン購入について

先日、PCを購入したいという相談があったので
簡単に説明をしましたが、
今後同様の相談があった場合に備えて
もう少し詳しく記録しておこうと思います。

パソコンのタイプ
・デスクトップ(タワー型)
・省スペース型
・一体型
・ノート型
などありますが、
使用したい場所などに合わせて好きなのを選んでよいと思います。

一体型とノート型は、故障した際に部品の交換がほとんどできません。
省スペース型はやはり部品の交換がしにくいので注意。
通常のデスクトップでも、マザーボード(メインとなる基板)が壊れると交換は難しい。
できれば延長保証などに入っておくとよいかも。

海外メーカーのパソコンの場合は、
サポートが外国人で、片言の日本語でのサポートの場合があるので、
メーカーのサポートが必須の場合は、国内メーカーを選んだ方が良いかも知れない。
(片言だからと言って内容は悪くはなく、国内メーカーではやらない所までサポートしてくれたりします)

おすすめのCPU:Core-i3,Core-i5,Core-i7
メモリ:4GB以上
OSを32bitにしたい場合は4GB以下

OS:Windows7 Home Edition 64bit
XPでしか動かないソフトを利用したい場合は、
Windows7 Professional Edition 以上にアップグレードしてもらうと良い
Home -> Ultimate 17,600円
Home -> Professional 11,300円
XPモードは仮想的にWin7内にXPを動かす機能
(必ずXPのソフトが動作するとは限りません。別途インストールが必要)

画面サイズ
持ち運ぶなら画面サイズが、10.1~13.3インチ程度の小さいものが軽くていい
画面が大きいと、バッテリの持ちが少ない場合が多いので、注意する事。
(重さは、可能であれば実際に店頭で持ってみるといいかも)
持ち運ばない場合は、
最近の液晶は大きいものが多いので、実際の設置スペースに合うかを事前に確認する事。

マウス
マウスを無線にしたい場合は、Bluetooth内蔵を選ぶといい。
内蔵でない場合は、USBポート1つをBluetoothのアダプタが使うので、
デスクトップ以外のパソコンではUSBポートが少ない場合が多いので注意。
無線のマウスは、電池が切れると使えないので注意
マウスによっては、専用のUSBアダプタが必要になるので、
Bluetooth内蔵のパソコンを使用する際には、間違って選ばないように気を付ける事。

ネットワーク関連
Wi-fiは、殆どの場合内蔵しているが、無線LANで使用する場合は購入時に内蔵しているか確認する事。
有線のLANポートはたまに付いていない事があるので、確認する事
(無線LANで利用するのが前提でも、ルータの設定時などあった方が良い事がある)
現在有線LANで利用していて、無線LANに移行したい場合は、無線ルータが必要になります。
オススメの無線ルータはBUFFALO WHR-G301N

光学ドライブ
これがないとCDやDVDが読めない、(HDD故障時など)OSのリカバリができないなどあるので、なるべく内蔵されたものを選ぶ事
外付けで付けても使えるとは思いますが、OSのリカバリ等ができない場合があります。

(一例)
Sony 13.3インチ Core-i3 メモリ4GB 1.72kg OfficeH&B 7.3万~13万円程度
NEC 15.6インチ Core-i3 メモリ4GB 2.4kg OfficeH&B 7.6万~13万円程度
東芝 15.6インチ Core-i3 メモリ4GB 2.3kg Officeなし 5.5万円(直販)

Officeが最初から入っていない場合は、別途追加購入する必要があります。

・Office Personal 2010(DSP版) 12,900~15,000円程度
(Word,Excel,Outlook)
・Office 2010 Home and Business(DSP版) 13,600~17,000円程度
(Personal + PowerPoint,OneNote)
・Office 2010 Home and Business(パッケージ)21,870~31290円(定価) 25,000円前後

DSP版とは
PCを購入する際にそのPCでしか使わない事を条件に安く購入できる
プレインストール(最初からPCにインストールされているモデル)も同じ。

パッケージ版
使用する人が特定の 1人に限られている場合、主に使用するPC1台のほかに、
携帯用のPC1台にインストールすることができますので、
この条件に当てはまる場合は、パッケージ版の方が安くなる場合があります。



ネットブック
スペックを抑えて、携帯用のサブPCとして使うノートパソコン
サブ用なので、価格が控えめ(定価で6万円前後のものが多い)
軽量なので、持ち運びしやすいが、スペックが低いので
3Dゲームや本格的な年賀状ソフトなど、負荷がかかるソフトはまともに動かないかもしれない。
ホームページを見たり、ブログの更新やTwitterなどには十分使えるが、高解像度の写真の加工などは難しい。
Webカメラやマイクが付いている機種も多いので、Skypeなどでビデオ通話できる。
画面が小さいので、お年寄りなどには向かないかも知れません。

Lenovo IdeaPad 10.1インチ
CPU:Atom 1.66GHz
メモリ:1GB
OS:Windows 7 Starter 32bit
重量:1.1kg
22,800円~(2.5万円前後)

東芝 dynabook 10.1インチ
CPU:Atom 1.66GHz
メモリ:1GB
OS:Windows 7 Starter 32bit
重量:1.36kg
Office Personal 2010 2年間ライセンス版
36,295円~(5万円前後)

最近のネットブックは CPUにデュアルコアを使ってたりするので
5年以上前のパソコンよりは快適に動作するかも知れません。



Apple
上記では、Windowsのパソコンをお勧めしていますが、
Macがいけない訳ではありません。
ただ、Windows用のPCよりは若干価格が高めです(そのぶんカッコイイ)
最近はソフトも増えてきましたが、やはりWindowsよりは少ないと思います。
パソコンの起動時にMacかWindowsを切り替えられる様になります。

基本操作が若干Windowsと違うのと、自由度があるので、(自分は)電話サポートしにくい。

Mac Pro(デスクトップ)(液晶なし)228,800円~
Mac mini(省スペース型)(液晶なし)52,800円~
iMac (一体型)108,800円~
MacBook Pro(ノート型)102,800円~

Mac ProやMac mini
Appleの液晶は高いので、他社のディスプレイを選んんだ方がいいかも
Apple Thunderbolt Display 27インチ 84,800円

Officeは入っていませんので、別途購入が必要です。

Office for Mac 2011 Home and Student Edition ファミリーパック 17,850円
(Word,Excel,PowerPoint)3台までインストールできます。

Office for Mac 2011 Business Edition
1パック 26,250円
2パック 34,650円
(Word,Excel,PowerPoint,Outlook)

ソフトの少なさは、Windowsを別にインストールする事で、解消する事は可能です。
その分追加投資が必要になります。
Windows7 Home Premium 2万円前後
Windows7 Professhonal 3万円程度
Windows7 Ultimate 3万円程度
(AppleによるWindowsの操作などのサポートはありませんので注意)
もちろんWindows用のソフトは別途用意する必要があります。

Appleのサポートは日本のメーカーに負けない位きちんとしています。
ですが、サポート期間が切れると相手にしてもらえない場合が多いので、
延長保証(2年延長)に入っておくと安心です。
Mac Pro 以外はパーツの交換がほぼ不可能です。(メモリのみ交換できる場合があります)

基本のハードウェア保証は1年間
90日間の電話サポート
この両方が(購入時から)3年に延長できます(有料)
製品によって保証延長料金が違いますが、およそ2割増し程度します。

iMacにMac用Office(家庭用)と延長保証を付けると15万円程度
更に、WindowsProfessional と Windows用のOffice
を追加すると、20万円程度します。

iMacの最低スペックが
21.5インチ液晶 CPU:Core-i5 2.5GHz メモリ:4GB
メモリ以外が家庭用にしては多少スペックが高め。
スペックからすると、値段は高くないのですが、色々付けるのでトータルコストが高くなります。

2011年12月5日月曜日

パソコンのボタン電池(CMOSバッテリ)

パソコンを長年使用していると、パソコンの時計が遅くなってきたりすることがあると思います。
この現象は、ほとんどの場合パソコンのマザーボードについているボタン電池(CMOSバッテリ)の消耗が原因です。

ボタン電池(CMOSバッテリ)は、BIOSで設定した各種設定(ブート順や機器、内蔵時計など)の保持に利用されています。ボタン電池が消耗するとはじめは設定した時計が遅れ始め、電池が切れるとBIOSの各種設定が初期化されてしまうため、時計がリセットされたりBIOSセットアップ要求の画面が表示されるようになります。

基本的に電池さえ準備できればそれほど難しくなく、交換後、BIOSの再設定(たいてい内蔵時計の時刻合わせ程度)で回復します。

電池の入手なのですが、デスクトップの多くはCR2032などの一般に市販されているボタン電池を採用している場合が多く100円ショップあたりでも購入可能です。
しかし、ノートやデスクトップの一部では、市販されていない特殊な電池やはんだ付けされている場合などがあり交換できない場合がありますので注意が必要です。(この場合は、メーカにて交換用電池を販売されているか修理対応可能かなどお問い合わせが必要となりますが、結構なお値段の場合があります)

交換の際は、静電気に十分注意して作業を行ってください。